自然の時間で考える

仕事や用事で忙しくしていると、交感神経が優位になります。
でも仕事が終わり、夜になれば副交感神経が優位になって、眠くなります。
体のホリスティック・システムによって、自律神経のバランスがとれているのですが、その働きがうまくいかないときがあるんですね。

更年期を迎えた大人女性にとって、ときどき自律神経のバランスがうまくとれなくなるときがあります。
それによって夜眠れなくなったり、動悸がしたり、血圧があがったりすることもあります。

ほかにもこんなときに、自律神経のバランスが崩れます:
 ・気温差が激しいとき 
 ・職場などで、長い間、クーラーの効いた部屋ですごすとき 
 ・仕事が忙しかったり、悩みがあったりして、一時も気が休まらないとき 
 ・長時間の興奮が続くとき(旅行、ゲームなど、楽しいことでも)

もちろんわたしたち人間も大自然ですから、多少の幅があって当然です。
ちょっと仕事が忙しい時期が続いて、最近眠りが浅いな・・とか、季節の変わり目でなんだか体がだるいな・・・なんてことがあってもいいのです。
ただ、何カ月もそれが続くというのは問題ですね。

それを自分でなんとかしよう、自分でコントロールできると思い、その状態がいつまでも続いてしまうと、やがてうつになることも考えられます。
体が限界を越えてしまっているので、それも自然な反応なんですよね。

その前段階において、ホメオパシーなどで、どんどんケアしましょう。

それから、更年期を迎えた大人女性のみなさんは、ホルモンのバランスの変化という時期を迎えているので、ある程度これも自然なことなんだ、と思うことも大切です。
これまでと同じように動けないことがいけないと思うことが問題なのかもしれません。

少しずつ体が変化していくのに、自分が慣れていく時間が必要なんですね。

自然というのは、一朝一夕にはいきません。

今の世の中、おしなべて性急さがよしとされている傾向があります。
性急さが大切なときももちろんありますが、自然に関していえば、人間が頭で考えた都合にあわせて、性急さをあてはめるのは難しいのです。

人間は自然そのものですから、自然の時間で考えることを自分に許しましょう。
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